[English page]
libsptとは
多くのシステムでは、端末エミュレータは何らかの特権が必要とされます。特に、
BSD系のシステムでは、root権限が無いと他のユーザーが端末にアクセスするのを
防止することができません。libsptは、この特権を不要にするために作られました。
また、これを使って端末エミュレータを書けば、ptyやutmpに関連した、厄介な
移植性の問題に頭を悩ませる必要もなくなります。
また、libspt-0.2以降では、簡単なtermios(termio,sgtty)のwrapperも提供しています。
複雑な機能はありませんが、何でもいいから簡単にttyの設定を行いたい、という
場合に利用してください。
libsptの仕組み
libsptではsptagentというsetuid rootの補助プログラムを呼び出します。これが
ptyのパーミッション変更とutmpデータベースの更新を行います。SysVのpt_chmodや
Linuxのutempterと似ていますが、より柔軟な処理を行えるようになっています。
ドキュメント
APIの解説はmanページを見て下さい。
ダウンロード
libspt-1.1.tar.bz2
libspt-1.0.tar.bz2
libspt-0.3.tar.bz2(alpha)
libspt-0.2.1.tar.bz2(alpha)
libspt-0.2.tar.bz2(alpha)
libspt-0.1.tar.bz2(alpha)
パッチ
パッチを適用した後autoconfを実行して下さい。
mlterm-2.8.0-libspt.diff
rxvt-2.7.10-libspt.diff
不具合などの連絡先
こちらにメールを送ってください。
相田 森羅
shinra@j10n.org